嗅覚障害(匂いがしない)、味覚障害(味がしない)を有する患者様へ
現在新型コロナウイルス(COVID-19)の日本における感染拡大は、ここ数日で増大しており、世界中でも感染制御が危機的状況に陥っております。先日の某野球選手における嗅覚障害を初発症状とするCOVID-19感染例が発表されましたが、ウイルスは鼻の中に多く存在することがわかってきており、嗅覚障害、味覚障害が突然出現した患者様におかれましては、COVID-19感染の可能性を否定できません。しかしながら、現時点では当院でCOVID-19感染の有無を診断する方法はありません。また、COVID-19に感染しても8割の患者様は無症状もしくは軽症で治癒することがわかってきております。このため、他の患者様への感染防止の観点からも、嗅覚障害、味覚障害のみの患者様におかれましては、当院にご来院頂いても診察はできませんので、ご自宅での待機をお願い申し上げます。万一、他の症状(4日以上(高齢者、基礎疾患を有する患者様では2日以上)続く37.5℃以上の発熱および強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)の症状がでた場合には、下記へご相談ください。
仙台市民向け一般電話相談窓口(コールセンター)
022-211-3883(24時間対応)
新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大への対応について
新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大は、中国からヨーロッパ、アメリカにも及んでおり、日本でも日を追うごとに感染者数が増加しております。宮城県ではまだ3月27日現在2名の感染を認めるのみですが、仙台市でもいつ感染者数の爆発的増加が起きても不思議ではありません。
現在当院では、次亜塩素酸ナトリウムやアルコールによる椅子や手すりの清拭、待合室や診察室、検査室の1回/1時間の換気を行っております。また咳、発熱のある患者様に対しては、一般の待合室とは別なお部屋でお待ちいただくなど、現在でき得る感染拡大抑制への対応をしております。このため従来キッズルームとして使用しておりましたスペースを、先述の咳、発熱を有する患者様の待合室として一時的に使用させていただくことにしました。乳幼児のお子様をお連れの方には大変ご迷惑をおかけいたしますが、なにとぞご容赦いただきますようお願い申し上げます。
また、アレルギー疾患や慢性疾患などで同じお薬を長期間内服しており症状が安定している方に対しては、問診のみで処方箋を発行できる場合がありますので、受付にお申し出ください。
月曜午後の外来が始まりました
2020年の診療が開始しました。今年もよろしくお願い申し上げます。
今年から月曜日の午後14:00~17:00にも一般外来を診療することになりました。患者様におかれましては、ぜひご利用いただければと思います。
第29回日本耳科学会
先日10月9日から12日まで山形市で行われました第29回日本耳科学会総会に参加してきました。今回は当院理事長が過去7年間続けてきたブータン王国でのボランティア中耳手術の総括を、そして院長が耳鏡内での中耳手術のセミナー、および外来手術での安全な手術のためのパネルディスカッションを行ってきました。台風19

号により参加者の先生方の旅程が大幅に狂ってしまい、多少混乱したところもありましたが、無事終了しております。
このたびの台風の犠牲になられた方々に心からお悔やみを申し上げますとともに、一日も早い復旧をお祈り申し上げます。
アメリカ耳鼻咽喉科学会(AAO-HNS)
先日9月13日~19日、アメリカのニューオーリンズにてアメリカ耳鼻咽喉科学会(AAO-HNS)に参加してきました。一昨年までの11年間、兵庫医科大学耳鼻咽喉科頭頸部外科阪上雅史教授とともに、教育講演として鼓膜形成術接着法とその応用について講演してきましたが、今回はポスター演題にて接着法を応用した鼓室形成術の良聴耳に対する手術に関して発表しました。相変わらずアメリカ最大の学会(それは世界最大を意味しますが)であり、その規模の大きさに圧倒されます。アメリカを感じることで、自分の不足している部分が再認識させられた一週間でした。
10月の休診日
10月10日(木)~12日(土)は学会のため一般外来は休診となります(10日(木)は予約外来のみ)。
ご迷惑をおかけいたしますがなにとぞよろしくお願いいたします。




















